こうへいは直ぐに処置室へ運ばれた。

こうへいのお母さんとお父さんも病院に着いた。


こうへい母「なにがあったの?なんでこんな時間に外に出てったの?」

こうへいのお母さんはパニックになっていた。

こうへい父「落ち着け。」

おじさんになだめられ椅子に泣きながらうなだれていた。

はやと「すみません。俺が...俺がいけないんだ...」

みゆき「違うんです。はやとは、こうへいを探しに行ったんです。」

こうへい父「こうへいを...?」

あい「はい。みんなが寝た後こうへい1人で海に行ったんです。それに気付いたはやとが、探しに行って...ハァハァ...だから...ハァハァ...」

こうへい父「君らを疑うような真似をしてごめんな。こうへいの友達だもんな。こうへいを危険な目に合わせたりなんてしない筈だ。あいちゃん?大丈夫かい?」

あい「...ハァハァ...大...ハァハァ...丈夫...ハァハァ...です...ハァハァ...」

こうへい父「看護婦さんを呼ぼう。本当にごめんな。」

私は今ある力全てを使って首を振った。
おじさんのせいなんかじゃない。
ただ、私が弱いだけなんだ...
そう言いたくても
上手く呼吸が出来なくて、身体が痺れてきて、おじさんに伝える事が出来なかった。

直ぐに看護婦さんがきて私は違う処置室に運ばれた。