「まぁ、もういいよ。分かってるから。私の好みは一般的じゃないって事も知ってるしね」
そして恋愛に関しては沸点が高いということも。
そんな事を考えてたら、なんだかめんどくさくなってきた。
「やっぱり、私はとうぶん彼氏なんていなくても幸せだから」
そう言って教室に入ろうとした時、入江くんは私の肩をガシッと掴んでそのまま私を振り返らせた。
「悪かった。もう笑わねーから」
「いやいや、大丈夫。元々彼氏いなきゃ死ぬわけでもないし」
そもそも彼氏なんていなくても困ってないんだよね。
昨日リイちゃんにオススメされた漫画の主人公は、どれも彼氏がいないとつまんないとか、恋愛してしまってなにも手につかないっていうような女子ばっか。
彼氏はそれなりに欲しいと思ってたけど、別に恋愛に溺れたい訳でもない。
「でもよ、篠田さんは知らないだろ。恋愛の楽しさ。前の彼氏といて、楽しかったのか?」
「楽し……」
うーん、楽しくはなかったかな。
そして恋愛に関しては沸点が高いということも。
そんな事を考えてたら、なんだかめんどくさくなってきた。
「やっぱり、私はとうぶん彼氏なんていなくても幸せだから」
そう言って教室に入ろうとした時、入江くんは私の肩をガシッと掴んでそのまま私を振り返らせた。
「悪かった。もう笑わねーから」
「いやいや、大丈夫。元々彼氏いなきゃ死ぬわけでもないし」
そもそも彼氏なんていなくても困ってないんだよね。
昨日リイちゃんにオススメされた漫画の主人公は、どれも彼氏がいないとつまんないとか、恋愛してしまってなにも手につかないっていうような女子ばっか。
彼氏はそれなりに欲しいと思ってたけど、別に恋愛に溺れたい訳でもない。
「でもよ、篠田さんは知らないだろ。恋愛の楽しさ。前の彼氏といて、楽しかったのか?」
「楽し……」
うーん、楽しくはなかったかな。