声の余韻が消え去って、シーン……と静寂が私達の身体を包み込んだ。
しばらくして意識がこの場に戻ってきたらしい由美子はハッとした表情をしたあと、キョロキョロと辺りを見渡して誰にも聞かれていないことを確認していた。
「あ、アンタ……とんでもないことしたね……」
「や、やっぱり?」
「誰にも言うんじゃないよ。消されるからね」
先ほどの女の子達の剣幕を思い出してゾッとした。
彼女だというならまだしも――良くはないが――寂しくて一夜の遊び相手にしましたなんて半殺しで済むわけがない。
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