「何?薫の彼女?」 「そうなら嬉しいんだけどね」 何でもないように言った砂川さんに、きゃあ、と悲鳴に似た歓声が上がる。 「こんなブスのどこがいいの!?」 どこからか聞こえた声がナイフになってざくりと胸に突き刺さった。 「確かにそんなに可愛くないかも」「薫くんには似合わないよね」色々な話し声に混じって私に飛んでくる批判の声。