「あ!見つけた優衣!!」 気のせいだろうとざわつく心を落ち着かせて落とした硬貨を拾おうとしゃがみこむと、大好きな親友の声が聞こえて顔を上げた。 「――あ、」 露骨に声に出してしまった。 「こんにちは。昨日ぶりだね」 私が手を伸ばす先に、砂川薫がいたからだ。