午前0時、魔法が解けるまで。







「そろそろいい時間だし、これ食べたらあたし達も解散にするか」



そう言いながら由美子は残り何口分かのパスタをフォークで巻き取って口に運ぶ。



「あのサプライズ野郎のことだからどうせ駅まで迎えに行くとか言うんでしょ?」



由美子がそう言いながらパスタを口に押し込んだ。それとほぼ同時に薫くんから返信がきた。



「……本当にそう返ってきたんだけど」


「マジで」



朝から大学に来てギリギリまで講義を受けて仕事に行って……誰よりも疲れているはずなのに貴重な自由時間を奪ってしまうなんて申し訳ない。


そう思って断ろうと思って一文字目を打つと、全て見透かしたように更に返信が来た。

"俺が会いたいからなんだけど……ダメかな?"