午前0時、魔法が解けるまで。







「さすがにそのままじゃ色々問題あるから着替えろ」



逢坂くんはそう言いながら片手で器用に車のエンジンキーを回してエンジンをかけ、空いた手で運転席に載せていた大きめのバッグを私に向かって放り投げてきた。


私は慌ててバッグを抱きしめるようにして受け止め、ミラー越しに逢坂くんを見た。

視線を感じたのか逢坂くんも私のことを見たので鏡越しにばっちり目が合う。