「違……う!本気で……好き、なの……!」 大きな茶色の瞳から大粒の涙が零れ落ちて、私の手を濡らす。 私はその答えを聞いて、美香から手を離した。 「それなら、いいの」 これから先きっと、私達は今までのようには戻れないだろう。戻るつもりもない。 憎いだとか、負の感情はない。 私からして見たら美香は加害者であるようの、彼女からして見たら私の方が元は加害者だから。