午前0時、魔法が解けるまで。







重たい身体を引きずりながらなんとか大学の正門までたどり着いた。

今日はやけに人が多い気がする。


うごめく人の塊を視界の端にとめながら、あまりの疲労感に門をくぐる前に立ち止まってしまった。



呼吸が止まりそうなほどの喉の違和感や胸の痛みに私はすがるように持っていたトートバッグを抱きしめた。