「冬馬から君が怪我したって聞いて……メッセージ送っても、返信なくて……」 そう言いながら、ふらふらと砂川さんが私の方へ歩み寄る。 肩を掴まれ、砂川さんの顔がグッと近づく。 私は瞬きをしてから、気恥ずかしさから小さく笑うと砂川さんは崩れ落ちるように床に膝をついた。 「良かった。生きてた……」