「助けられたって?何があったのさ。こんな大怪我して」 由美子は私が怪我をしていることを思い出したのか、デスクの前にある先生が座る椅子に私を座るよう促す。 私はそれに従って腰を下ろして、棚から救急箱を取り出す由美子を司会の端に入れたまま、数十分前のことを思い出していた。