恐怖で気がおかしくなりそうになるのを鼻をすすってごまかす。 誰か気付いて。 そんな思いを込めて足で扉を蹴って激しく揺らす。 「無駄な抵抗してんじゃねーよ、バカが」 吐き捨てるように言われて、肩を押される。 おでこを強く床に叩きつけられる痛みにうめき声を漏らして、扉に手を飛ばす。 諦めるもんか。絶対屈したりしない。 それでも力で男の人に叶うわけはなくて、私の行動は簡単に封じられてしまう。 太ももに大きな手が触れて、その手がだんだんと上に移動していく。