午前0時、魔法が解けるまで。








あれ以来美香とは顔を合わせていないし連絡もしていない。


別に好きな人を取られただとかそういうことを思っていたわけではないが、なんとなく気まずくて合わせる顔がなかったのだ。

それは美香も同じだったのだろう。



「美香、あの、私……」



そっけなく立ち去ろうとする美香の手首を掴むと、美香はゆっくりと横目で私を見た。