「おー、砂川」 「おはよう、冬馬」 思わず私も逢坂くんの目線の方を見てしまった。 そこには朝早くにも関わらずテレビで観るのと変わらないパーフェクトないで立ちてキラキラの王子様スマイルをたたえる砂川さんがいた。 その後ろ、少し離れた場所で女の子集団がきゃいきゃいハートを飛ばしているのが見えて私はうっと息を詰まらせた。