美香は増田先輩に正面から寄りかかるようにして、先輩はまた、彼女をゆるく抱きしめているようだった。 会話までは聞こえないが時折小さく楽しそうな笑い声が聞こえる。 みぞおちのあたりがざわざわして痛くなる。 本はもういいから、早くここから出よう。 そう思って伸ばしていた手を引っ込めた時だった。