由花子は連絡する理由は何でもいいって言ったけど……連絡、してみようかな。 「いやいや……」 一瞬ありえないことを考えてしまい、慌てて首を横に振った。 前提をすっかり忘れていたが、彼は今をときめく人気アイドルだ。 私はそんな人と関わっていい人間ではないし、彼の将来にとっても邪魔になるだけ。 そう思い直して、お目当ての本を探す作業に戻る。