昔あなたは

私とそっくりの顔だった

私が笑えば

あなたは笑い

私が泣けば

あなたは泣いた


いつからだろう

私とあなたが

違くなったのは

私が笑ってるとき

あなたは泣いたり

あなたは怒ったり

「子供みたいみっともない」

私が怒ると

あなたは大泣きしながら

「私を思い出して」

とそう言った



私はあなたを

見るのをやめた

あなたを見てると

私が壊れそうだったから



あなたは今日も

私を呼ぶ

鏡の向こうから

さけんでる

「本当のあなたはここよ」