次の日、いつものように学校へ行く。
だがあいにく今日は寝坊。教室まで走っていった。私は遅刻というものをしそうになっている。
《やばい!あと2分……!!》
そう思いながら教室に飛び込もうとする。
すると、目の前を何かが横切ろうとした。
走るのに勢いをつけすぎた私はどうしてもその存在をすぐには認識することができなかった。
そして……
ガターーーン!!ガサッ!
「…いたた。……は!ごめんなさい!大丈夫ですか?!」
そう言いながら顔を上げて私は今犯してしまった事についてひどく後悔した。
だってぶつかった相手は…………
『いたーっ、くそ、なんて日なんだ。』
この人は寺島悠良«テラシマユラ»。
クラスの、いや、学年の1軍でイケメンかつ成績優秀、運動神経抜群のチャラ男だ。
希唯と似たような感じに見えるかもしれないが希唯はこんなにチャラくはない。
……私はこの人が苦手だ。
「ごめんなさい、寺島君。怪我ないですか?」
とりあえず怪我をしていたら大変なので悠良に話しかける。
『おー、中村は大丈夫か?』
悠良はそう言って私に手を差し出す。
だが私はそれを無視して立ち上がった。……だってここで私が手を出したら絶対に女子から何か言われるからね。
そして私は教室に入った。だがとっくの前にチャイムが鳴っていたらしい。
……遅刻か。
悠良はいつの間にかいなくなっていた。
今日もサボりか。よくあることだ。
……もう金輪際、寺島悠良には近づきたくないと心から思った6月のある朝だった。
だがあいにく今日は寝坊。教室まで走っていった。私は遅刻というものをしそうになっている。
《やばい!あと2分……!!》
そう思いながら教室に飛び込もうとする。
すると、目の前を何かが横切ろうとした。
走るのに勢いをつけすぎた私はどうしてもその存在をすぐには認識することができなかった。
そして……
ガターーーン!!ガサッ!
「…いたた。……は!ごめんなさい!大丈夫ですか?!」
そう言いながら顔を上げて私は今犯してしまった事についてひどく後悔した。
だってぶつかった相手は…………
『いたーっ、くそ、なんて日なんだ。』
この人は寺島悠良«テラシマユラ»。
クラスの、いや、学年の1軍でイケメンかつ成績優秀、運動神経抜群のチャラ男だ。
希唯と似たような感じに見えるかもしれないが希唯はこんなにチャラくはない。
……私はこの人が苦手だ。
「ごめんなさい、寺島君。怪我ないですか?」
とりあえず怪我をしていたら大変なので悠良に話しかける。
『おー、中村は大丈夫か?』
悠良はそう言って私に手を差し出す。
だが私はそれを無視して立ち上がった。……だってここで私が手を出したら絶対に女子から何か言われるからね。
そして私は教室に入った。だがとっくの前にチャイムが鳴っていたらしい。
……遅刻か。
悠良はいつの間にかいなくなっていた。
今日もサボりか。よくあることだ。
……もう金輪際、寺島悠良には近づきたくないと心から思った6月のある朝だった。