翼くんは余程のことがない限り、いつも1回では起きない。
「ん…もう着いたのか……?」
「はい、着きました。だから早く。もうドア開きますよ。」
「翼くん、起きて。頑張って。」
皆で慌ててドアの所に立ったとき、丁度電車が止まって、
私はその反動で少しよろけてしまった。
「先輩!」「深実!」
━━パシッ!
私の両腕は、翼くんと佐々原くんによって捕まれていた。
左腕は佐々原くん、右腕は翼くん。
取りあえず電車からおりた私は、二人にお礼を言う。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…