私はビックリした。

みんなの名前が全然思い出せない…。


この人も、この人も、この人も、この人も…

みんな誰なのかさっぱり分からない。


『お前の席はあそこだ』


席は窓側の席の1番後ろの席だった。


私は言われた席に座り、カバンを掛けた。



すると隣の席の男子が話しかけてきた。

その子はとても顔が整っていて、細いが筋肉質でカッコイイな。


それが彼に対する第一印象だった。