『私は誰なの?』

『あなたの名前は久城夢叶』

『くじょう____なつき。』私は久城夢叶…

ダメだ本当に何も思い出せない。

『あなたは高校2年生』
高校2年生…

『どうして…どうして死のうとしたのよ…。』

『私__何も…』

『どうして?悩み事があるのならどうして言わないの。どうしていつも、1人で抱え込むのよ…
どうして__あんたはいつも__』


『母さん。もうそこらへんにしときなさい。』



私はただ泣いている2人を見守る事しか出来なかった。
どうしてなんだろう…どうして私は死のうとしたんだろう…?自分で自分が分からなかった。