耳にイヤホンをさし、お気に入りの音楽を聴きながら駅へと向かっていた。 私の高校があるのは、家から徒歩7分の駅から二つ先にあるところだ。 通学時間はそれほど要しない。 横断歩道の手前まできた、その時だった。