「なつめ、これ。」 お母さんに挨拶を交わすと、朝の食卓に並ぶであろうおかずの品々を顎でくいっと指され、 朝食の支度を手伝った。 お父さんはもう既に仕事へ行ったらしく、シンクには使用済みの食器が重ねられていた。