そういってあくびしたこの人をみて
あんまり寝てないのかな?って思った。
「ごめん。迷惑かけて。」
「いいよ。勝手にやったことだし。ってかそんなことより名前聞いてなかったよ。俺はさ、」
「白龍の総長、永瀬拓海でしょ?」
「なんだ、やっぱ知ってんだ?君は?」
「私はー」
正直本名を言おうか迷った。
あまり人を寄せ付けない私は男と関わる機会も少ないけど、関わるとしても
偽名しか名乗らなかった。
でも、この人だったら言っても大丈夫かな?って思った。
「私は、西之園晴香。」
そう言うと
「晴香か。いい名前だな。改めてよろしくな。俺のことは拓海って読んでくれ」
そういって微笑んだ。

