わっ!?こっち見てる? そう思って心拍数がちょっと上がり始めたのと、男の子が私めがけてスタスタと歩き始めたのが同時くらいだった。 男の子が近づくに連れ意味もなくドキドキが早くなっていく え?えぇっ!? なに、なに??? なんとなくアワアワしていると、私の目の前まで歩いてきた男の子は 「よろしくねー」 と私に声をかけながら、私の後ろの席の椅子をひいた。