Smile Again 〜あなたの笑顔が見たいから〜



そういえば。


「そっか。
だから自己紹介の時、川口君が

『中学の時とは違って、これからはよろしく』

って天道君に言ったんだね」


「そうそう。
ってゆーか、川口とは仲良いの?
あいつも西山手だよな。
同中なら、帰る方向同じだろうし、あいつも一緒のほうがよかった?」


今気づいて、おまけに悪かったと思ってるのか、少し揺れる瞳で問われた。


ドキン!

なぜだか私の鼓動が反応して、ちょっと面食らった。


「えっ!う、ううん、大丈夫。
川口君とはそんなに話したことないし…。
そもそも私、男の子とこんなにいっぱい話すの初めてかも…」


「へっ!?」


天道君は目を丸くしてこっちを見ている。
だよね、私だってびっくりだもん。