Smile Again 〜あなたの笑顔が見たいから〜



「見えない」

と、思わず即答すると


「即答かよ!」

という返事が笑い声とともに帰ってきた。

そんなことをしゃべっていると、すぐに自分たちの順番がきて、天道君の後に続いて私もでっかい紙袋を受け取った。

ずしっとしたその紙袋は、見た目よりかなり重たかった。

どうりで女の子たちが必死で運んでたわけだ。

さすがにちょっとびっくりしたけど、まぁロッカーまでそんなに遠くないし。

何とかなるかと思って両手でぐっと持ち上げた。