西川先生が教室から出ていくのを見送った後、手元のロッカーの鍵に目を戻した。
まずは、ロッカーの位置確認しようかな。
それから教科書をもらいに行って…なんてこの後の段取りを頭の中で軽く考えていると、後から
「お、ロッカーの番号俺と隣じゃん?
せっかくだから一緒に場所確認しに行こうぜ!」
と言う声がかかった。
「へっ!?」
まさか、このタイミングで声をかけられると思ってなかった私は、びっくりしすぎて変な声しか出なかった。
恐る恐る…といった感じでゆっくり声のした方を振り向くと、天道君がニコニコをしながら私のことを見ていた。
もしかしなくても、さっきのセリフってあたしに向かって言われたものだよね?



