*
気にしない、気にしない………
───────っ、とはいえ!!
気にせずにはいられないのが本心。
だって私の目の前にいるのは、物凄く不機嫌そうなみっくん。
話しかけるどころか、あまりの不機嫌オーラを放出しているため、目を合わすことすらかなわなくて。
実はあの後、浅野くんにエスコートされるがままに、このバーベキューコンロのところまで来たんだけど………
『は?なんで…………』
浅野くんが連れてきた私たち…(主に私)を見て、みっくんが目を見開いた。
『浅野、こいつらと知り合いなわけ?』
『あぁ、クラスメイトなんだよね。光希も、花岡と早坂のこと知ってたんだ?なら、丁度よかった!』
爽やかに笑う浅野くんとは正反対に、嫌そうな表情(カオ)をするみっくん。
………これも、予想はしていたこと。
浅野くん、本当に申し訳ないけど、全然 “丁度よく” なんてないの。
『おまえ、なんで来たわけ?……ほんとうざい』
浅野くんの目を盗んで、みっくんが周りに聞こえないように口パクで告げた。
久しぶりに真っ直ぐに私に向けられた言葉は、今日もブレずに絶賛苦味。
気にしない、気にしない………
───────っ、とはいえ!!
気にせずにはいられないのが本心。
だって私の目の前にいるのは、物凄く不機嫌そうなみっくん。
話しかけるどころか、あまりの不機嫌オーラを放出しているため、目を合わすことすらかなわなくて。
実はあの後、浅野くんにエスコートされるがままに、このバーベキューコンロのところまで来たんだけど………
『は?なんで…………』
浅野くんが連れてきた私たち…(主に私)を見て、みっくんが目を見開いた。
『浅野、こいつらと知り合いなわけ?』
『あぁ、クラスメイトなんだよね。光希も、花岡と早坂のこと知ってたんだ?なら、丁度よかった!』
爽やかに笑う浅野くんとは正反対に、嫌そうな表情(カオ)をするみっくん。
………これも、予想はしていたこと。
浅野くん、本当に申し訳ないけど、全然 “丁度よく” なんてないの。
『おまえ、なんで来たわけ?……ほんとうざい』
浅野くんの目を盗んで、みっくんが周りに聞こえないように口パクで告げた。
久しぶりに真っ直ぐに私に向けられた言葉は、今日もブレずに絶賛苦味。



