*
………と心に決めたのは良かったんだけどなぁ。
今はあれからおよそ、3時間経った頃。
ちょうどお昼の時間帯。
「夏奈ちゃん、もう諦めようかな……」
「うっ、だ、だよね……。そうなるよね……。」
既に私と夏奈ちゃんは “おつかれ諦めモード” 。
───なぜかって?
「正直、みっくんが予想以上に囲まれすぎてて……」
「もはや見えなかったもんね…」
理由はただ一つ。
みっくんが人気者すぎるせい。
あれから、隙あらば!とみっくんへの接近を試みたんだけど、
みっくんの周りの人垣が厚すぎて、接近どころかみっくん自身を見ることさえほとんど出来なかった。
せっかくビキニ着てるのに。
みっくんのために買ったのになぁ。
せめて、気づいてほしかったな……。
私が肩を落としていると、なにかに気づいたように夏奈ちゃんがパッと顔をあげて、
「ひまり、まだチャンスはあるかもよ?」
「ほぇ?」
「ほら、今からB・B・Qじゃん!!コンロは4組と一緒に使うんだから、ね?!チャンスあると思わない?」
そ、そっか!
2日目……今日のお昼ごはんはバーベキュー。バーベキューコンロは数に限りがあるから、ふたクラスで8つ使うって先生が言ってたはず。
特にバーベキューの班分けもなかったから、自由に動いていいはずで………
うまくみっくんと同じグループに入れたら、たしかにおのずと話す機会だって………!
………と心に決めたのは良かったんだけどなぁ。
今はあれからおよそ、3時間経った頃。
ちょうどお昼の時間帯。
「夏奈ちゃん、もう諦めようかな……」
「うっ、だ、だよね……。そうなるよね……。」
既に私と夏奈ちゃんは “おつかれ諦めモード” 。
───なぜかって?
「正直、みっくんが予想以上に囲まれすぎてて……」
「もはや見えなかったもんね…」
理由はただ一つ。
みっくんが人気者すぎるせい。
あれから、隙あらば!とみっくんへの接近を試みたんだけど、
みっくんの周りの人垣が厚すぎて、接近どころかみっくん自身を見ることさえほとんど出来なかった。
せっかくビキニ着てるのに。
みっくんのために買ったのになぁ。
せめて、気づいてほしかったな……。
私が肩を落としていると、なにかに気づいたように夏奈ちゃんがパッと顔をあげて、
「ひまり、まだチャンスはあるかもよ?」
「ほぇ?」
「ほら、今からB・B・Qじゃん!!コンロは4組と一緒に使うんだから、ね?!チャンスあると思わない?」
そ、そっか!
2日目……今日のお昼ごはんはバーベキュー。バーベキューコンロは数に限りがあるから、ふたクラスで8つ使うって先生が言ってたはず。
特にバーベキューの班分けもなかったから、自由に動いていいはずで………
うまくみっくんと同じグループに入れたら、たしかにおのずと話す機会だって………!



