「みっくんと、ずっと、ずーっと、一緒にいられますようにって」
照れ隠しに、頬を手の平で抑えながら言った。
うわあ、言葉にするとめちゃくちゃ恥ずかしいよっ……!
でも、これを聞いてみっくんがどう思うのか気になったりもして。
すると、みっくんがぴたり、と足を止めた。
「は………?」
そして、訳がわからない、と言ったように声を漏らした。
そんなみっくんの様子を、きょとんとしながら伺っていると、
「あー………、くそ、」
みっくんが何やら苦しそうに呻き声をあげて。
ど、どうしたのかな?
心配になった私が、
「みっくん、だいじょう、」
大丈夫?と聞こうとした言葉は、
「っひゃあ!?」
突然みっくんの腕に閉じ込められた勢いで、宙ぶらりんのまま消えていった。
腰に回ったみっくんの腕は、ぎゅう、とまるで “離すつもりはない” と言われているようで。
ドクドク、と心臓の音が激しい。
どうして、こんなこと─────みっくんにこんなに強く抱きしめられているのか、全然わからなくて。
頭が真っ白になって、何も考えられなくて。
でも不思議と嫌じゃなくて──────。
現れては消える、いろんな感情を必死で頭で追っていると、みっくんが私の耳元で苦しそうに掠れた声で囁いた。



