入って来たのはもちろん、待っていた英語の先生で。
勢いよく返事をすると、先生はこちらに向かってきた。
「はいこれ、補習課題な」
そして、ドサリと私の机になにかを置いた。
なにかっていうか………プリントの山。
きょとんとした私に先生が補足する。
「ちなみにこれ一週間分だから」
一週間分……?
そっか、一週間分かぁ〜……
なーんだ、よかった……って!!
よくないよ!!
嘘、だよね!?
この量を終わらすには、一週間くらいじゃ全然足りないと思うんですけど……っ!!
それくらいたっぷりと積まれたプリントたち。
信じられなくて、言葉を出せずにいると、先生はそれを肯定の返事だと受け取ったらしく。
「じゃあ、頼んだぞ」
と言って、あっさり教室を出ていこうとする。
「ま、待ってください……っ」
そんな先生を慌てて呼び止めた。



