「あの、」

「今度はなんですか?
龍聖さん」

「ギュッってしていいですか。」

ハグのことを言ってるのだろうか。

こんなイケメンにハグをされて

悪い気はしない。

許可をしようではないか。

「いいですよ。」

「ありがとうございます。」

ゆっくりゆっくり近づいてきて

優しく優しく包み込んでくれた。

久しぶりに人とこんなに接触したかも。

温かいもんですなぁ。