今度は2人が私に抱き着いてくる番で、私は「苦しいよ~」と2人の背中を撫でる。



「じゃあ、今日の放課後から始める?テストまでそんなに日にちないし」

「うん!私は是非とも今日から教えていただきたいっ」


私の提案に賛同する悠里ちゃん。
それに対して、彩ちゃんは申し訳なさそうな顔で両手を顔の前で合わせている。



「あー、ごめん。私、バイト入れちゃったんだよね~・・・今日はパスで」

「そっか、わかった!バイト頑張ってね、彩ちゃん」



バイトやっぱり忙しいのかな、彩ちゃん。
それなら仕方ないか、と私が考えていると。