「あのね、私にメイク、教えてほしいの」


2人から離れ、自分の思いを告げる。

毎回2人にしてもらうのは悪いし。

それに、私も努力したい。
好きな人に、好きになってもらえるように頑張りたい。


真剣な目で2人を見つめる私に、2人は顔を見合わせる。


「それは全然良いんだけど・・・」

「なんか・・・小春、変わった?」

「えっ?!いやいやいや・・・私もしてみたいなぁって思っただけだよっ」



突然の指摘にどうにか誤魔化す私。

苦笑いを浮かべていると、2人は「ふーん」となんとか納得してくれた。