悠華「雨振りそうだから傘持って帰る?」

悠貴「いいよ」

悠華「いいからいいから」

私は少し強引に悠貴くんを部屋の中に招き入れた

悠貴「どれ使ったらいいいい?」

悠華「どれでもいいよ。好きなの持って行って」

悠貴「じゃこれで、ありがとなまた今度返しに来る」

悠貴くんが選んだのは黒と水玉ドットの傘だった。

正直

悠華「意外。」

悠貴「え?」

悠華「見るからに女もんじゃん。本当にいいの?それで」

悠貴「ああ、これがいい」

ならいいけど

悠貴「じゃ帰るな。ありがとな」