「彩!次水着ね!」



「いいけど、私買わないよ」



「なんで!?海行こうよ〜プール行こうよ〜」




行ってもいいけど、見てるだけ。


水着なんて恥ずかしくて着られない…



そんな私にサクが怒って、




「彩さん?
もし海とかプールで先輩に会ったらどうするの?
そういうところでアピールするのが大事でしょ?
一人だけ服着て黙って見てるなんてありえないよね?

いい?

水着きて、先輩をノックアウトしなさい?」



ノックアウト…



「でも先輩に会わなかったら意味ないじゃない、そんなの」



「だからもしもに備えろって言ってんの!」




サクがあまりにも勢いよく言うもんだから、私は負けてしまった。


で、結果。
あまり露出が少ない水着を買うことに決めた。



のに…