「ながーれるーかわーのせせらぎー。きょーもーやみよーからーむしのーなきごえがーきこーえてーくる〜♪」

小道で集まり、そこで座り込む数人の女達。

“俺”はそいつらに近付き声をかける。

「なー、あんたらが鬼龍親衛隊とか言う奴らかー?」

「あ?んだよてめぇ」

「うっわお!口の悪い人らだなぁー。本当に女?」

ちょっと大げさな動きをとりながら、嘲笑う。

その態度が癇に障ったのか、女たちは立ち上がりこちらを睨みつける。

「で?あんたらが鬼龍親衛隊とかって言うやつら?」

「そうだけどー?」

「なんか文句でもあんのー?」

「てか、何の用だよ?」

ぐるりと目玉を動かしキョロキョロと目玉を動かす目は、まるで探るかのように“俺”の全身を見てくる。