緋鬼⁑鬼龍

「こらこら2人とも。彼女が困ってるよ。ごめんね、俺は宮野香月。香月でいいよ。よろしくね」

左斜め前の男の子が、割って入ってきて、律と要を宥める。

「ううん。大丈夫、ありがとう。よろしくね香月くん」

私はニコリと笑いお礼を言う。

香月くんはいい人そうだ。

律と要もいい人だと思う。

「で、今君の隣、俺の後ろで寝てるのが、月島飛鳥。おい、飛鳥」

そう言うと、香月くんは彼の体を揺すり起こす。

「んだよ……香月。ふぁ……。あ?誰だこいつ」

「今日転校してきた、氷鉋千郷さん」