緋鬼⁑鬼龍

あれ??

飛鳥もなんか怒ってる??

みんな何だか凄くピリピリとしている。

飛鳥に千城と呼ばれた人物は、飄々とした感じで話し出す。

「やあ、菜々ちゃん。今日も変わらず可愛いね」

うわぁ。

みんなの事無視して菜々ちゃんかよ……。

千城って人は、菜々ちゃんを見てニコッと微笑む。

その笑顔を見て、私は少し気味が悪いと思った。

気味が悪いというか、胡散臭い………かな?

「何しに来たんだ………」

「まさかまた菜々ちゃんを口説きに来たとかじゃないよねぇ?」

「それもあるけど、今日は別。お前らに挨拶しに来てやったんだよ。次喧嘩祭りだろ?宣戦布告ってやつだよ」

「へぇ?いい度胸じゃんかぁ~」

「ぶっ潰してやんよ!!」

律と要はいつも以上にやる気満々で、今にも飛び掛かりそうな勢いだった。