「このままいけば体育祭は荒れそうだね」

「ま、大丈夫じゃね?城西は館学の連中より弱い奴なんかいねーんだから」

「それもそーだね〜」

要たちは少しのほほんと、していた。

本当に大丈夫なのかなぁ…………。

心配になりふと、飛鳥の方を見た。

飛鳥の方を見ると、目が合い、飛鳥は小さい声で「大丈夫、心配すんな」と、言ってくれた。

それに少しドキッとしてしまった自分がいたけど、私はその気持ちに知らんぷりをした。