「俺ら“鬼龍”と敵対してる、“白蘭”っていう族の奴らだ」

「あいつら勝手に敵対心燃やしてるだけなんやけどなー」

「それがちょっと厄介なんだよね〜」

「あの人たちはNo.1の座を手に入れる為なら、汚いことだって平気でして来ますからね。それこそ多勢に無勢、丸腰の相手に武器を使ったり、人殺しだってやり兼ねないな」

多勢に無勢。

丸腰の相手に武器。

それに、人殺し…………。

ねえ?

「この頃は更に調子付いて来やがって!!」

「族が潰されて減ったりしてるからね〜」