黒いパーカーにジーパン。

長い前髪から覗く赤い緋色の目に、胸元ぐらいまである琥珀色の髪。

今日も夜の街を徘徊す。

裏路地、小道、倉庫。

今日は何をしようか。

ああ、今日もうるさいハエがいる。

そうだ今日は、あのうるさいハエどもを駆除しよう。

そうだ、そうしよう。

街の平和の為だ。

悪さをする奴は、この“俺”が許さない。