「やっほー!!!みんな元気かにゃ〜???」

「ういーっす」

女の子の方は、栗色の髪に、茶色の目、髪は長くて腰まであり、ゆるっとウェーブがかけられていた。

いいなぁ。なんか可愛い。

当の私は、黒色の目、髪は茶髪だけど、二つ結びでおさげにしている。そして、極め付けは黒縁眼鏡。

まあ、伊達だけど………。

男の子の方は、黒髪に、少し青みがかった黒色の目、髪はショートで少し襟足が長い。

2人は美男美女な感じで、ここにいる飛鳥たちにも劣らず勝らずだった。

「ありぇりぇ〜???見ない子がいるにゃ〜??」

私がいる事に気付いたのか、まるで詮索するように見てきた。

何かこの子………元気がいいなぁ。

「彼女は氷鉋千郷さんと言って、今日俺たちのクラスに転校してきた人ですよ」

香月くんが、私のことを彼女に簡潔に説明してくれた。

それを聞いた彼女は、心底驚いた様な顔をした。

「今日転校してきた子を連れてきたの!?ここに????」

そんなに驚く事なのか…………いや、普通はあり得ないもんね。

「飛鳥もしかして、その子をここに連れてきたって事は、この子姫にするつもりなのお???」