桜の花が舞っている中、松坂 かえで(まつざか かえで)は1人花壇の掃除、手入れをしていた。



「あーあ、なんで美化委員でもない私がこんなことしなきゃいけないの? まつげんのヤロー……」



ザックザックと土を掘り返しながらブツブツと文句を言っていた。



何故、こんな事になったかと言うと


時間は一時間前に遡る__


ガシャン……


「松坂! これで三回目だぞ! 罰として花壇掃除をしろ!」



何が三回目かというと、クラスに置いてある花瓶を割ってしまった……


体が当たっただけなのに、罰を与えるなんて理不尽だ……


そう不満に思いながら作業を始めた。