「こんにちは、佐抜さん。僕ね、湊怜依って言うんだ。」



何故かは知らない。
とっても、くだらない理由で知り合うことになった私達。

私は、彼に会いたくって、会いたくって、心が忙しく動いている。

あゝ、これが、きっと恋なんだなって、幼ながら考えた。

-ずっと一緒-
私は、彼のそばを離れたくなかった。
これからも、ずっとずっと一緒だと思っていた。

あの、悲しい事故がなければ、ね。