『怜依っ。』

『ねぇ、秀香、今嘘ついたでしょ?』

うっ。
図星ぃ。

『ごめん、秀香。』

怜依は、私のことを、ギュッと抱きしめた。
幽霊だから、感覚は無いけどさ。

『怜依。』

お願い。
お願い、神様。

このまま、私を、あの世へ連れてってください。