「秀香。」

「ん?」

「ようこそ。天国に。」

天国か。
やっぱり、そうなんだ。

「ねぇ、怜依。」

「?」

「これってさ、夢なんかじゃないのよね?私、本当に天国に昇ったの?」

「疑わしいの? 」

「だってさ、信じられないんだもん。」