「え?」

南君と理優ちゃんの声が重なる。

あれ?
何故?

身体中が、痛いよ。
血が………………

「フッ。お前を庇った友達が死ぬとはね。フフフ。面白い。」

南君は、面白いことのように笑ってる。

「馬鹿ッ!早く、救急車を呼びなさいよ!」