でもきっと元気にしてるよね!
時計を見たらまだ六時半だった。
私は制服に着替えて1階のリビングに行った。
「あら歌恋、おはよう」
「おはよう、お母さん」
お母さんは朝食を作っていた。
「手伝う?」
「いいよ、もう少しで出来るから」
「そっか」
五分が経って朝食が出来上がった。
あ、お父さんは朝早く仕事に出掛けるから朝は会えない。
でも夜には帰ってくるから平気。
お母さんと二人で食べてると私はお母さんに質問した。
「そーいえば、お母さんなんで昨日あんなにテンション高かったの?」
「あ、だってやっとあの子が帰ってくるのよ!?」
…あの子?
「え、あの子って──」
誰?って聞こうとしたけどふと時計を見たらもう学校に行く時間になった。
「あ、もうこんな時間!早く学校に行かなきゃ!」
「今日はなるべく早く帰ってくるのよ?」
「なんで?」
「それは秘密よ♪
ほら!早く学校に行きなさい!」
お母さんは楽しそうに笑った。
んー、気になるけど後で聞けばいいか!
「それじゃあ行ってきまーす」
「行ってらっしゃーい!」
私はお母さんに見送られながら行った。

